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脱字の修正が効かないので撤退 [日常]

医療報道を斬る(http://plaza.rakuten.co.jp/tinyant/)のミラーサイトとして活用するつもりでしたが、どうしても脱字が直らず、利用を断念することにしました。

今後は本家をご利用ください。 

 


子供は大人を選べない [トンデモ]

 医学知識もないのに思い込みだけで医学常識に反する「施術」を行ったことで犠牲者が出ました。いつまでリンクが生きているか分かりませんが、ここの画像を見ると、殆ど首を真後ろまで捻っています。

 こちらもいつまでリンクが生きているか分かりませんが、FNNから記事を引用します。ここは動画もありますので、そちらもご覧ください。本人は全く反省している様子はありません。結局、根拠はすべて自分の思い込みなんですよね。


「ズンズン運動」で4カ月男児死亡させる NPO法人代表の女逮捕 
03/04 11:46 FNN

大阪市で2014年6月、「ズンズン運動」と称する独自の整体を行って、当時生後4カ月の男の子を死亡させたとして、新潟県に本部を置くNPO法人代表の女が逮捕された。
業務上過失致死の疑いで逮捕されたのは、新潟・上越市のNPO法人「キッズスタディオン」の代表・姫川尚美容疑者(57)。
逮捕前、姫川容疑者は「うつぶせにするときには、ちゃんと鼻がつぶれないようにする。仙骨をズンズンしたり、背中をズンズンしたりします」と話していた。
姫川容疑者は2014年6月、大阪市淀川区にあった団体の施設で、「ズンズン運動」と称する独自の整体を施し、兵庫・神戸市に住む生後4カ月の男の子の体を揺さぶって、低酸素脳症を起こさせ、多臓器不全で死亡させた疑いが持たれている。
逮捕前、姫川容疑者は「わたしの施術が(死亡の)原因で、呼吸が止まったとは、わたしはは考えられない。揺らさないことの方が、わたしは危険だと思います」と話していた。
ほかにもNPO法人のウェブサイトには、首をひねるような様子も掲載されていた。
姫川容疑者の独自の整体は、口コミで広まって全国で行われていて、新潟県でも、2013年、1歳10カ月の男の子が死亡しているほか、けがをした子どもも複数いるとみられ、警察が実態を調べている。

(関西テレビ)

いわゆる「中華アンプ」SMSL-SA50 [趣味]

 昔使っていたAVアンプが、何とか音は出るものの、多くのプッシュボタンが効かなくなっていたので安いアンプを探してみようと思いました。いろいろと調べたのですが、 Lepai LP-2020+ のことはよく見るのに、他の格安アンプについては、余り情報がありませんでした。 Lepai の評判を見ると、音については高評価ですが、作りが雑だとの情報が多く、見合わせたいと思っていたので他のものを探していたのです。

 国内での評価が少ないのなら海外で探そうと思い、見つけたのが SMSL-SA50 でした。米国アマゾンでの評価を見ると、かなりの高評価です。おまけに価格は日本の方が安い(6千円台)ので、気分的に得をしたような気になり、注文しました。

 私のように国内での評価を検索する人のために自分の評価を残しておこうと思い、ブログに書くことにしました。とはいえ、全くの素人の評価ですから本気にしないように。

 そもそもの発端はテレビがデジタル化されて遊んでいたアナログのDVDレコーダーと40年前に造ったオンキョー20cmフルレンジ一発の自作スピーカーを壊れかかったAVアンプで鳴らしたところ、意外に良かったので、壊れていないアンプが欲しくなったのでした。

 実物を手にしてみると、期待通り作りは悪くありません。でも、分かっていたことではありますが、本当に小さいです。こんなもので本当に大型のフロアスピーカーが鳴るのかと思いますが、やってみると、鳴るのです。

 最初は往年の名スピーカー、ソニーの SSG7 に繋いでみました。いつもは、やはりかなり古いサンスイの AU-α907(1986年発売 \198,000) に繋いでいるものです。SA50で鳴らしてみると、噂通り澄み切ったクリアーな音で、音像定位も良く、ポップスだったらこちらの方が良さそうです。

 少々うろたえながらジャズを鳴らしてみると、きれいなんだけど、物足りない。ベースの胴鳴りなどが不足なのか、こう、グッと来ないのですね。この分野は AU-α907の圧勝です。説明が難しいのですが、SA50は音楽のニュアンスを伝えるのは苦手なのかと思いました。

 特性として低域が不足しているのかと思いましたが、自作のスピーカーに繋ぐとそうでもないようです。自作のものは重低音まで伸びるように長岡鉄男氏が設計した変則的なバスレフモデルなのですが、SA50 で鳴らすと、しっかりと低域まで出ています。おかげでツイーターなしで高域不足というスピーカーの欠点があらわになってしまいます。

 所詮は音楽にもオーディオにも造詣が深いとは言えない者の評価ですが、切々と何かを訴えるような音楽には向かないような気がしますが、きれいでクリアーな音を求める人、定位重視の人には、きわめてコストパフォーマンスの良いアンプだと思います。

イスラム教徒への迫害はISIS団(ダーイシュ)と同じくテロ [日常]

 イスラム系を名乗るテロリストの暴虐が報道されるたびにイスラム教徒への風当たりが強くなることは無理もないことかもしれないが、連中に殺される殆どはイスラム教徒なのだと言うことを忘れてはならないと思う。

 連中はイスラム教徒にとっても敵で、多くの善良なイスラム教徒が殺され、支配されている現実をしっかりと認識しよう。こんな記事が報道されるのは日本の恥だ。

名古屋モスク:脅迫・嫌がらせ 「後藤さん人質」で相次ぐ 

 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)による人質事件で、名古屋市中村区のイスラム礼拝所「名古屋モスク」へ脅迫や嫌がらせの電話が相次いでいる。モスクの代表役員で、パキスタン人のクレシ・アブドルワハブさん(57)は「イスラムは平和の宗教であり、過激派組織とは無関係だと知ってほしい」と訴えている。

 クレシさんによると、嫌がらせ電話は、後藤健二さんの殺害場面とされる動画がインターネットに流れた今月1日の5、6件がピークで、この時は電話線を抜いた。「日本から出て行け」「家族構成は分かっている」といった内容で、愛知県一宮市の別のモスクには「殺す」との脅迫もあった。名古屋モスクには「日本人の敵だ」と中傷するメールも送られ、警察に届け出た。

 こうした嫌がらせは、名古屋モスクが1998年7月に完成してから初めてという。2001年9月の米同時多発テロや04年にイラクで香田証生さんが過激派組織に殺害された際も無かった。今回は「過激派が『イスラム国』の名称を使っているから、イスラム教徒に矛先が向かう」と考える。今月2日には、モスクに通うパキスタン人が営業先の日本人に「来るな」と追い払われたという。

 以前から偏見は強いと感じてきた。数年前に次男が小学高学年だった時、級友に「お前、爆弾巻いてるの?」と聞かれ、クラスが笑いに包まれたが、教諭は放置したという。次男はこれを機に一時、不登校になった。クレシさんは「一気に『ヘイト(憎悪)』が向かってくるかも」と恐れている。

 クレシさんら国内10カ所以上のモスクの代表者は先月末、「イスラム国」という名称がイスラムのイメージを不当に損なっているとして、同名称を使わないよう報道機関などに求める運動を始めた。「『イスラム国』の名称を使えば、暴力的な宗教だとの偏見が助長される」と指摘する。英語の略称「ISIS(イラク・シリアのイスラム国)」や「ISIL(イラク・レバントのイスラム国)」、アラビア語の略称「ダーイシュ」などの使用を呼びかけている。

 クレシさんは、性風俗の業態名として誤用されていた「トルコぶろ」を「ソープランド」に改名する運動が80年代に成功した例を引き合いに、「名前による負のイメージは影響が大きい」と話し、使用名称の変更に期待を寄せる。同モスクでは見学を受け付けており、希望者にはイスラムについて説明したいという。【花岡洋二】
2015年02月05日 15時06分 毎日新聞

注意散漫で良いとは言わないが [医療事故]

 元旦早々いやなニュースが飛び込んできました。抗生剤を投与する代わりに筋弛緩剤を投与した死亡事故が起きたのです。元々は mixi のニュースで知ったのですが、沢山のコメントがありました。リスク管理のずさんさを指摘するまっとうなコメントもありましたが、多くは当事者をなじるものでした。でも、それでは再発の防止は出来ないのですよね。

 「マキシピーム」と「マスキュレート」では全然違うという意見もありましたが、やはり語感は似ています。また、見かけも画像を見ると、雰囲気がよく似ています。ここは改善の余地がありそうです。

 また、院内のシステムにも問題があります。投与して死亡する可能性のある薬剤は厳重に管理し、どうしてもその薬剤が必要な場合にのみ払い出す制度とすべきです。通常は筋弛緩剤は鍵のかかる金庫で保管し、他の薬剤とは一線を画すことが常識だと思いますが、この病院の保管体制はどうだったのでしょう。

 更に、患者に投与する場合、患者に取り付けたバーコードで患者の確認をし、薬剤側のバーコードで薬剤を確認し、指示通りの薬剤であるかも確認します。指示と異なっていれば自動的に警告を出します。

 人間のチェックはいい加減なもので、複数のチェックをするほど他人を当てにして、自分のチェックがおろそかになります。間違いの入り込みにくいシステム、たとえ間違いが起きても被害が最小限になるようなシステムが必要です。

 以下のような事故を起こした病院はどのようなシステムを採っていたのでしょうか。注意力が散漫で良いとは言いませんが、製薬会社や病院のリスク管理がしっかりしていれば防げた事故なのではないかという気がしてなりません。

筋弛緩剤を誤って投与、患者死亡 大阪府立の医療機関 
2015年1月1日07時11分 朝日新聞

 大阪府立急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)は31日、入院中の60代の男性患者に誤って筋弛緩(しかん)剤の点滴を投与し、男性が死亡したと発表した。医師から抗生物質の処方を指示された薬剤師が薬剤を取り違え、点滴前に確認した看護師2人も気づかなかったという。センターは遺族に謝罪し、府警に届けたという。

 センターによると、男性患者は抗がん剤治療のために約2週間入院。発熱の症状が出たため29日、主治医が抗生物質「マキシピーム」の点滴を指示したところ、女性薬剤師が薬剤の入った棚から誤って筋弛緩剤「マスキュレート」を取り出し病棟に送った。

 二つの薬剤は別の棚で保管されており、薬剤師は男性への点滴が始まった約2時間後、別の患者用に「マキシピーム」を取りだそうとして取り違えに気づいたが、男性はすでに心肺停止状態だったという。

 薬剤師は院内の調査に対し、「抗生物質だと思って筋弛緩剤を出してしまった」、看護師らは「その患者の薬だと思った」と説明しているという。

 吉岡敏治院長は31日会見し、「あってはならないことで患者やご家族に心からおわび申し上げます」と話した。

追記

何度訂正してもいくつかの言葉が脱落します。
院内の(システム) 人間の(チェック) の括弧内などです。
プレビューでは異常がないのですが、なぜでしょう。

そんなわけで読みにくいところはご容赦ください。   


タグ:医療事故
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人権か事故か [日常]

二つの記事を見て、どうすれば良いのか途方に暮れる人は多いのではないかと愚考つかまつりまする。

制度外ホームで「拘束介護」 約130人、体固定や施錠朝日新聞デジタル 

体の弱ったお年寄りが暮らせる住まいが圧倒的に不足しており、制度も追いついていない。特別養護老人ホームへの入居待ちは、全国で50万人を超える。行き場のない高齢者が制度外のホームに流れている。その一つで、徘徊(はいかい)や事故を防ぐためだとして、約130人の入居者がベッドに体を固定されるなどの「拘束」状態にあった。こうしたホームは行政の目が行き届かず、高齢者の尊厳が侵される恐れがある。

東京都北区に、家賃、介護費、医療費、食費などを含めて月約15万円で生活できるという「シニアマンション」3棟がある。敷金や入居一時金もいらない。有料老人ホームとして自治体に届け出ていない制度外のホームだ。マンション業者は医療法人と提携し、入居するには原則的に医療法人の審査が必要だ。ヘルパーは、医療法人運営の訪問介護事業所から派遣される。

ヘルパーら複数の医療法人関係者の証言と、拘束された入居者の写真や映像によると、8月末の3棟はほぼ満室で、入居者約160人のほとんどが要介護度5か4の体が不自由な高齢者だった。

多くの居室は4畳半程度で、ベッドが大半を占める。ほかに丸イス1脚と収納ボックスくらいしかない。ベッドは高さ30センチほどの柵で囲われ、下りられないようになっている。入居者によっては腹部に太いベルトが巻かれたり、ミトン型の手袋をはめられたりして、ベッドの柵に胴体や手首が固定されている。

居室のドアは、廊下側から鍵をかけられる。「24時間ドアロック」と大きく書かれた紙などを張り、ヘルパーたちにドアの施錠を確認させている。

これらの行為について厚生労働省は「身体拘束」にあたるとして原則禁止している。例外的に許される場合もあるが「一晩中の拘束などは認められないし、24時間はなおさらだ」(同省高齢者支援課)としている。写真や映像、内部資料を朝日新聞が確認したところ、8月末時点で約130人でこうした「拘束」が確認できた。

入居者への介護は最大限でも1回30分または1時間で、1日3~4回。これだけにとどまるのは、自宅にいる高齢者が受ける介護保険制度の「訪問介護」のためだ。要介護度が重い入居者でも、訪問介護以外の時間は原則的に対応しておらず、「拘束」状態が続く。

あるヘルパーは「かわいそうだけど、転倒事故が起きるかもしれない。徘徊などを防ぐために拘束せざるを得ない」と話す。(沢伸也、丸山ひかり、風間直樹)


採算を考えてコストをかけずに要介護老人を管理しようとすれば、人権なんて言っていられないのでしょうね。たとえコストをかけ、人権に配慮してがんばって努力をしても、事故を減らすことは出来ても、なくすことは出来ません。

ひとたび事故が起きれば、こんなことになります。

特養で転倒し死亡、施設の過失認定…賠償命令 
読売新聞 14/10/10 

 2009年に特別養護老人ホーム内で転倒し、死亡した女性(当時96歳)の遺族が、施設を運営する北九州市八幡西区の社会福祉法人「ひさの里」に1200万円の損害賠償を求めた訴訟で、福岡地裁小倉支部は10日、同法人に480万円を支払うよう命じる判決を言い渡した。 

 炭村啓裁判官は「安全配慮義務を怠った」と法人側の過失を認定した。 

 判決によると、女性は09年8月、短期入所していた施設内で、歩行車を使って個室に向かう途中、後ろ向きに転倒。胸椎骨折などと診断され、2か月後に死亡した。 

 法人側は「転倒事故は予見不可能だった」などと主張したが、炭村裁判官は「女性はいつ転倒してもおかしくない状態だった」と指摘。職員が歩行を介助したり、見守ったりしていれば、事故を防止できたと判断し、事故と死亡との因果関係も認めた。 

 同法人は「判決を真摯(しんし)に受け止め、控訴はしない。再発防止に努めたい」としている。


拘束せずに事故を完璧に防ぐのであれば、常に誰かがマンツーマンでついていなければなりません。
そのコストを容認するつもりが無ければ、人権を我慢するか、事故を容認するほか無いのでは無いでしょうか。
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ホットパーティクルの危険度 [日常]

ガンダーセンという人が福島の原発事故に関連して「ホットパーティクル(以下HP)仮説」以上の強い主張をしているようですが、信用できるでしょうか。つまり、放射性物質を含んだ水に溶けない金属粒子が原発事故で放出され、それが肺に吸着することで、被曝総量が少なくても高確率で肺がんになるという主張です。

情報元はここその続きです。
誤訳じゃ無いかと思うところも、typoもありますが、英語に関しては私よりは上だろうと思いますので、情報源の日本語訳をそのまま引用します。

最初にうさんくさいと思ったのは以下の発言です。

もし私達フェアウインズのウェブサイトが
日本のウェブサイトであったなら、
秘密保護法によって
このビデオがリリースされないように
妨害されることでしょう。


秘密保護法には私も反対ですが、秘密保護法って、そんな法律ではありませんよね。
国家の陰謀をにおわせて、反権力の人たちを取り込もうという魂胆が透けています。

HPの影響については以下のように言っています。

でもこホットパーティクル(高放射性粒子)に関しては、
7%の人が肺癌になるとか、
あるいは70%の人が皮膚癌になるとか、
喉頭癌になる可能性があるだろうというふうに
はっきり言うことができます。
(原文のまま)


これは「タンプリン・コクランの熱い粒子説」よりも強い主張です。
実態と合わないので、もう30年も前に否定された説です。
ロッキーフラッツ火災プルトニウム被ばく者(サイト内5番目)のその後を見ても明らかです。
とっくに否定された説を再検証もせずに言いつのるのは単なるプロパガンダですね。
科学的に誠実な態度とは言えません。

上記の発言に続いて「肺に取り込まれたホットパーティクル(放射性物質を含んだ埃)が周囲の細胞を破壊している様子」という画像が示されますが、これがなんだかよく分からない画像で、後から放射状の線を書き加えたようにも見えます。

茨城県の民家から発見されたHPについては以下のように述べています。

本来ならこんな物は
何重にも厳重に隔離されているハズの物質であって
普通に人が生活する環境に
あってはいけない物なんだ。
もしこれが人体に入ったら
100% 必ず癌になる。


被曝による癌の発生は確率的影響ですので、100%ということはあり得ないでしょう。
そもそもHPなんて今までにもありました。
核施設の事故だけでは無く、昔の核実験でも発生していたのです。
ですから、どの程度のことが起きるのかは経験済みなのです。

でも、そのようなことはガンダーセンは言いません。
今回の発見も状況次第で発表を妨害されるとにおわせても居ます。
ガンダーセンの今回の発言を見ていると、知らない人ならHPが今回初めて発見され、その影響は全く分かっていないと誤解しそうです。

福島が死の町であることを願う人たちは、もちろんガンダーセンを持ち上げます。
放射線被曝については、核兵器の影響、様々な核施設の事故、医療被曝など、多くの知見があります。
今まで関心が無かった人が知らないだけで、分かっていることは多いのです。

デマに支えられた反原発運動は多くの支持を受けることは無いでしょう。
反原発運動を健全なものにするためにも、怪しげなデマに頼らないようにして欲しいものです。

NATROM先生のインタビュー

以前紹介したことのある『「ニセ医学」に騙されないために』(メタモル出版)の著者であるNATROM先生がSYNODOSの新刊著者インタビューを受けていました。

インタビューを見てみると、NATROM先生は患者のことを本当に考えているのだなと思います。患者から怪しげな治療法の相談を受けたら、私のような未熟者だと、「ニセ医学」への反感から、けんもほろろに否定してしまいそうです。でも、NATROM先生は患者の置かれた状況を考慮して、病状はもちろん、心理状態にまで気を配って対応するとのことです。年齢は私の方が上ですが、「ニセ医学」に対する対応では、私とは年期が違うようです。

インタビューの最後に政治家やマスコミ関係者に著書を読んで欲しいと話されていました。同感です。EM菌やホメオパシーを肯定する政治家も居ますし、医学以外でも、9.11陰謀論に染まった政治家も居ます。また、報道の方も、悪しき相対主義に侵され、科学的にまともな意見と明らかに間違っている意見を両論併記してこと足れりとしている場合が少なくありません。行政主導のEM団子を川に投げ込むイベントの好意的な報道を見ると、この国は大丈夫かと心配になります。

単に「ニセ医学」に騙されないためだけではなく、科学的リテラシーを身につけるためにも、多くの人に読んで欲しい本です。

引っ越しのつもりがぐちゃぐちゃ [日常]

sonetM3の方のブログが廃止になるようなのでこちらに引っ越すつもりでインポートしようとしていますが、何度トライしてもエラーになってしまいます。

最近のいくつかのみ転載し、 その他はあきらめることにしました。

M3からいらした方は、これより後をお読みいただくと言うことでご了承願います。


中地重晴氏の文章は被曝で鼻血の根拠になるか [日常]

美味しんぼの鼻血表現を擁護し、低線量被曝による鼻出血発症を主張する人たちの根拠としてしばしば中地重晴氏の文章が挙げられます。前にも北海道がんセンターの名誉院長である西尾正道氏の「微粒子に含まれる放射性セシウム被曝で鼻血がでる」という主張の危うさを指摘しましたが、中地氏の文章も何となくイディオロギーありきのように思われます。

中地氏の文章では、最初に震災や津波による有害化学物質の流出や建物の解体に伴う環境汚染について述べられていますが、後半はひたすら原発事故による放射能汚染について述べています。

そして、福島県双葉町,宮城県丸森町筆甫地区,滋賀県長浜市木之本町の3か所の住民の健康調査(の中間報告)を元に、放射線被曝による健康障害が起きたともとれるような書き方をしています。

最後には水俣病を引き合いに出し、そそっかしい人なら被曝が水俣病の有機水銀のような被害を引き起こしているかのように誤解しかねない表現になっています。

最終報告を見なければ分かりませんが、この健康調査にはいろいろと問題がありそうです。アンケート調査にはバイアスの影響を受けやすいという欠点があります。放射線障害について調べていると被験者が思い込めば、自分が被曝したと思っていれば、放射線障害で思い当たる症状が多く回答されるでしょう。一方、被曝していないと思っている人であれば、そのようなことは無いでしょう。

また、調査した地域の選定も不可解です。双葉町は震災と津波による甚大な被害と有害化学物質などによる環境汚染に加え、さらに他の地域よりも大きな初期被曝を体験しました。そして、原発事故後、早い段階で避難生活に入っています。

丸森町筆甫地区は、地震の被害もたいしたことは無く、津波はありません。しかし、被災後しばらくは停電し、電話も不通でした。流通も途絶え、ガソリンや食料などの品不足により、かなり不便な状況にありました。血縁者や友人知人を亡くした人もある程度いたことでしょう。また、今まで受けられていた医療を受けられなくなった可能性もあります。環境汚染も海岸沿いほどでは無いにしても、ある程度あったでしょう。

そのような状況で、原発からそれほど遠くないことから、双葉町ほどでは無いにしても、ある程度の被曝があったでしょう。でも、避難するほどでは無く、避難生活のストレスは体験しないで済んだと思われます。

長浜市木之本町は被曝もほんのわずかで、地震や津波とも無縁です。対照として問題があるわけではありません。

でも、双葉町の住民は短期間で町を出ていますから、被曝期間はほんのわずかです。住み続けている丸森町の住民とどちらが被曝量が多いのか分かりません。調査したのは2012年11月ですから、双葉町住民にとっては避難生活が1年8ヶ月続いた後のことです。たとえ健康に問題があるとしても、避難生活の影響が多いことは想像が付きます。

また、丸森町の住民の状況はきわめて中途半端です。当時の被曝量が分かっているわけでも無く、日常生活の破綻の程度も人それぞれでしょう。農家も福島県ほどでは無いにしても、放射能汚染や風評被害によってかなりの痛手を受けたでしょう。

結局、木之本町に比べて双葉町や丸森町の住民の健康状態は問題があり、鼻血も多いという結果のようですが、それで何が言えるのか、あまりに被験者の背景がばらばらで分からないのでは無いでしょうか。その他の健康障害にしても、被曝とは無関係としか思えないものが多数上がっていますし。

もし被曝の影響を調べるのだとしたら、せめて、被曝量のずっと少ない釜石市などで被災し、避難生活を余儀なくされている人たちの調査を加えるべきだったと思います。

放射線被曝の害を知りたいのなら、他の因子を排した調査が必要です。そして、実はそのような調査はあるのです。原爆による放射線被曝などのデータもありますが、被爆者はそれまでの日常生活とかけ離れた状況です。でも、医療被曝なら、被曝前と生活環境が変わるわけではありません。

「放射性医薬品副作用事例調査報告」でネット検索すると、数億ベクレルの放射性物質を投与した副作用の報告があります。副作用は毎年10万人に2件くらいの報告で、全例の詳しい症状が記載されています。多くは血管迷走神経反射やアレルギー反応で、いわゆる急性放射線障害のような症状ではありません。また、私の見た範囲では、鼻出血の記載もありませんでした。
(毎年100万件以上の投与症例の調査)

まあ、低線量被曝で鼻血が出るというのは、都市伝説と言うことで良いのではないかと思います。


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